ピックルボールのスコア完全ガイド|数え方・3桁コール・サイドアウトを図解
「サーブの前に言う、あの3つの数字って何…?」——ピックルボールを始めた人がほぼ全員つまずくのが、スコア(点数)の数え方です。
よしコーチです。テニス歴15年、2026年にピックルボールに出会ってコーチになりました。ルール自体はシンプルなピックルボールですが、スコアだけは最初ちょっと独特。でも大丈夫、仕組みさえ分かれば一気にスッキリします。この記事では、初心者がつまずく「サイドアウト制」「3桁コール」「0-0-2スタート」を、図解で順番に解きほぐします。
この記事はルール全体を扱うピックルボールのルール完全ガイドの「得点」部分を、単独で深掘りしたものです。
大前提:点が入るのは「サーブ側」だけ
まず、これが一番大事なルールです。
- 得点できるのは、サーブを打っている側だけです
- レシーブ側がラリーに勝っても、点は入りません。代わりに「サーブ権」を手に入れます
この「サーブ側しか点が入らない」仕組みを、サイドアウト制と呼びます。テニスのように両者が得点するのではなく、まずサーブ権を取り、それを保ったまま勝ち続けて初めて点が積み上がる——ここがピックルボール最大の特徴です。
- 試合は11点先取・2点差で勝ち(大会によっては15点や21点のことも)
ダブルスの「3桁コール」を分解する
ダブルスでは、サーブの前に必ず3つの数字を声に出してコールします。たとえば「4 - 2 - 1」。この3つが何を表すか、分解すればカンタンです。

- 1つ目=自分たち(サーブ側)の点
- 2つ目=相手(レシーブ側)の点
- 3つ目=サーバー番号(1か2)
つまり「4 - 2 - 1」は、自分たち4点・相手2点・いまサーブしているのは1人目(サーバー1)という意味です。慣れるまでは、この順番を「自分・相手・サーバー」と唱えながら数えましょう。
(なお、ゲームのいちばん最初だけは特別に「0 - 0 - 2」から始まります。その理由は後ほど解説します。)
「サーバー1」「サーバー2」って何?
ダブルスでは、サーブ権を握っている間、ペアの2人が順番にサーブします。
- 先にサーブする人が「サーバー1」、次が「サーバー2」
- サーバー1がポイントを取り続ける限り、サーバー1がサーブし続けます
- サーバー1側がフォルトしたら(ラリーで失点、またはサーブのミス)、サーブ権はまだ相手に渡らず、同じペアのサーバー2に交代します
- サーバー2も負けたら、ようやくサーブ権が相手チームに移ります(これが「サイドアウト」)
つまり1チームは、2人がともにフォルトするまでサーブを続けられるわけです。コールの3つ目の数字は、「いま1人目と2人目、どちらがサーブしているか」を全員で共有するためにあります。
なぜ最初だけ「0 - 0 - 2」スタートなのか
ゲーム開始時のコールは、必ず「0 - 0 - 2」から始まります。「あれ、まだ誰も打ってないのにサーバー2…?」と戸惑うところです。
これは、先攻チームが有利になりすぎないための工夫です。
- ダブルスは本来2人がサーブできますが、ゲーム最初のチームだけは、最初の1人がフォルトした時点でサーブ権が相手に移ります(2人目のサーブはありません)
- この「最初の1人」を、コールでは便宜上「サーバー2」と数えます。だから開始は「0 - 0 - 2」。すでにサーバー1のぶんを使い切った状態でスタートする、とイメージすると分かりやすいです
- こうすることで、「先にサーブできる側」のアドバンテージが小さく抑えられます
最初の「0 - 0 - 2」だけは“そういうもの”と覚えてしまえばOK。2回目以降のサーブ権からは、普通に2人ともサーブできます。
サーブはどっちのコートから打つ?(偶数・奇数ルール)
スコアは、サーブを打つ位置とも連動しています。これを知ると、自分がどちら側からサーブすべきか迷わなくなります。
- 自分たちの点が偶数(0・2・4…)→ 右側(ライト)のコートからサーブ(テニスの「デュースサイド」)
- 自分たちの点が奇数(1・3・5…)→ 左側(レフト)のコートからサーブ(テニスの「アドバンテージサイド」または「アドサイド」)
開始時は0点(偶数)なので、最初のサーバーは必ず右側から。1点入るごとに、サーブする人は左右を入れ替えながら打っていきます。「点が偶数なら右」とだけ覚えておけば、立ち位置で迷いません。
💡 よしコーチのポイント スコアを忘れたら、サーバーの立ち位置がヒントになります。右側にいれば自分たちの点は偶数、左側なら奇数。コールと立ち位置はいつもセットです。
シングルスのスコアはもっとシンプル
1対1のシングルスでは、サーバー番号がいらないので2桁コールになります。
- コールは「自分の点 - 相手の点」の2つだけ
- サーブ位置の偶数・奇数ルールは同じ(自分の点が偶数なら右、奇数なら左)
- 11点先取・2点差も同じ
ダブルスの3桁に慣れると、シングルスは拍子抜けするほど簡単に感じます。
1ゲームの流れを実例で
言葉だけだと分かりにくいので、ダブルスの出だしを追ってみましょう。
- Aチームがサーブ。コールは「0 - 0 - 2」。0点(偶数)なので右側から打つ
- Aチームが1点。得点したのでサーバーは続行。次のコールは「1 - 0 - 2」。同じ人が、1点(奇数)なので今度は左側から打つ
- Aチームのサーバーがフォルト → ゲーム最初のチームは1人で終わりなので、サーブ権はBチームへ
- Bチームがサーブ。コールは「0 - 1 - 1」(自分0・相手1・サーバー1)。右側から
- 以降は、フォルトのたびにサーバー1→2→相手チームへと移っていく
最初の数ゲームは戸惑いますが、3ゲームもやれば体が覚えます。焦らず、毎回コールを声に出すのが上達の近道です。
よくある疑問Q&A
Q. コールを間違えたらどうなる? A. サーブ前なら言い直せば大丈夫。お互いに確認し合うのがマナーです。気づいたら遠慮なく止めましょう。
Q. 点が入ったとき、左右のポジション入れ替えはどっちのペア? A. 得点したサーブ側のペアだけが左右を入れ替えます。レシーブ側は動きません。
Q. 何点で終わり? A. 基本は11点先取・2点差。10-10になったら(テニスのデュースのように)、2点差がつくまで続きます。大会では15点や21点を採用することもあります。
まとめ
- 点が入るのはサーブ側だけ(サイドアウト制)。11点先取・2点差
- ダブルスの3桁コールは「自分の点 - 相手の点 - サーバー番号」
- ダブルスは2人ともサーブできる(ただしゲーム最初だけ1人で終わる=0-0-2)
- サーブは点が偶数なら右・奇数なら左から
- シングルスは2桁コールでもっとシンプル
スコアの仕組みが分かれば、ゲームはぐっと楽しくなります。サーブそのものの打ち方はピックルボールのサーブ完全ガイドで、立ち位置を活かした戦い方はダブルスの陣形・ポジショニングで深掘りしています。「コールがどうしても覚えられない」という方は、LINEで僕(よしコーチ)に気軽に聞いてくださいね。
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References
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