日本のプロは何のパドル?国内トップ選手×契約ブランド【2026年7月版・日本編】
よしコーチです。プロは何のパドルを使ってる?(ハブ記事)の日本編です。海外編に続いて、今度は僕らの国・日本のトップ選手を見ていきます。
正直に先に言っておきます。日本のプロシーンは、まだ黎明期です。 「プロツアー選手」と呼べる人はごく少数で、しかも多くの選手が「Sansanや17LIVEといった企業スポンサーは付いているけれど、使っているパドルのブランド・モデルは公表していない」という状態。海外ほど情報が整っていません。だからこの記事は、一次ソースで裏が取れた範囲を、確度も添えてそのまま並べます(2026年7月時点)。
DIADEM(ダイアデム)|日本の"顔"がここに
いま日本でいちばんモデル名まで見えているのが、この DIADEM 陣営です。
| 選手 | 主な実績 | 使用モデル | 事業スポンサー |
|---|---|---|---|
| 船水雄太 | 日本人初のMLP選手・日本人男子初のPPAアジア1位。元プロソフトテニス | EDGE BLUCORE PRO16(署名モデル) | 17LIVE・Visional 他 |
| 吉田祐太 | Team DIADEM契約・Pickleball X 第1期 | WARRIOR BluCore(二次情報) | 17LIVE |
日本の看板といえば、やはり船水雄太選手。ソフトテニスの世界王者から転向し、単身アメリカに渡ってMLP(メジャーリーグ・ピックルボール)にたどり着いた人です。もともとはJOOLAでしたが、2026年1月にDIADEMとアンバサダー契約を結び、いまは自身の署名モデル「EDGE BLUCORE PRO16」を使っています。日本勢で唯一、モデル名まで公表しているのも彼くらいです。
JOOLA(ヨーラ)|元テニス/バド勢が集う
海外同様、日本でもトップ層に強いのが JOOLA。元プロテニス・元バドミントンといった"他競技のトップ"が名を連ねます。
| 選手 | 主な実績 | 使用モデル | 事業スポンサー |
|---|---|---|---|
| 三好健太 | PJF公認プロ・PPA契約。2025 NZオープン優勝。元プロテニス | Perseus Pro IV 16mm(二次一致) | 加和太建設 他 |
| 吉冨愛子 | PJF公認プロ・PPA契約(日本人女性初)。三好選手の配偶者 | Perseus Pro IV 16mm(二次一致) | 加和太建設 |
| 永原和可那 | JOOLAジャパン アンバサダー。元バドミントン世界選手権2連覇 | 非公表 | — |
三好健太・吉冨愛子夫妻は、ともに元プロテニスからの転向組で、そろってPPAと契約する数少ない日本人選手。バドミントンの世界女王だった永原和可那選手がJOOLAジャパンのアンバサダーに就いているのも、注目の動きです。
Selkirk(セルカーク)|PPA契約組の受け皿に
北米No.1の Selkirk(当店も正規代理店です)は、2026年に日本のトップ選手を複数迎えています。
| 選手 | 主な実績 | 使用モデル | 事業スポンサー |
|---|---|---|---|
| 畠山成冴 | PJF公認プロ・左利き・元プロパデル日本代表。2026-06 PPA契約 | 未確定(近日公表) | Sansan |
| 伊藤真侑 | PJF公認プロ・UPA Asia 日本代表 | 未確定 | The Picklr Japan・UPA Asia |
| 松田拓巳 | Pickleball X 第1期・JPA TOP TOUR 2026 混合D優勝 | 未確定 | — |
元プロパデル代表の畠山成冴選手(左利き)は、Selkirkの国際チームに名を連ねる一人。モデルは「近日公表」で、まだ確定情報が出ていません。
その他のブランド・選手
- 羽澤未宥(YONEXグリップ/ミズノシューズ):日本女子代表。PPA Australia 女子S/D優勝。パドルは Luzz(型番非公表)。
- 藤原里華(YONEX):元プロテニス(全仏D ベスト4)。2026年5月、PPAアジア・マカオ 女子シングルスで日本人初のPPA優勝。パドルはYONEX。
- 嶋晴菜(Facolos):PJF公認プロ・Pickleball X 第1期。ベトナム発でUSAP公認のFacolosと提携(本人発信)。
- 中田あおい(DIADEM/二次情報):Pickleball X・女子トップ層。
日本の実態:「事業スポンサーは付くが、パドルは非公表」
もう一つ、日本の"今"をそのままお伝えします。実力のあるトップ選手でも、パドルのブランド自体が公表されていない人が少なくありません。
たとえば——ジュニア強化の佐脇京選手(アジアジュニアU16 単複優勝)、Asia Pickleball Games 日本代表の加藤晴暉選手、35+シングルス世界6位の吉原哲平選手、2025 PPA Am ハワイ優勝の笠原丈選手。いずれも実績は十分ですが、SansanやPickleball Oneといった"事業スポンサー"の情報はあっても、使用パドルは表に出ていないのが現状です。
📝 なぜパドルが見えにくい?
日本では、選手を支えるのが企業スポンサー(Sansan・17LIVE・加和太建設 など)中心で、海外のような「パドルメーカーとの署名契約」がまだ発展途上だから、という背景があります。逆に言えば、これから国内メーカー契約が増えていく"伸びしろ"でもあります。ちなみに、ミズノは選手個別ではなく協会の普及パートナーという立ち位置です。
日本のプロシーンは、いま立ち上がっている
2026年、日本のピックルボールは大きな節目を迎えました。国内の2団体(PJFとJPA)が統合し、「Pickleball Japan」として始動。船水選手のPPAアジア優勝、藤原選手の日本人初PPAタイトルと、"日本人が世界で勝つ"ニュースが続いています。国内の動きは2026年5月の日本ニュースや6月号でもまとめています。
パドルの契約情報が"薄い"のは、裏を返せばこれから面白くなる証拠。この記事も、動きがあれば僕が更新していきます。
そして最後に、いつものお願いを。プロが使うブランドは、あなたの正解とは限りません。 自分のレベルとプレースタイルに合う1本の選び方は、パドルの選び方 完全ガイド、主要ブランドまるわかり比較でどうぞ。
References
ブログを読んでも「自分にはどれが合う?」と迷うことはよくあります。よしコーチが直接お答えします。