プロは何のパドルを使ってる?使用ブランド・契約まとめ【2026年7月版・ハブ】
「憧れのあの選手、いったい何のパドルを使ってるんだろう?」——ピックルボールを本気で始めると、みんな一度は気になりますよね。
よしコーチです。今日は、世界と日本のプロ選手が"実際に使っているパドル"と"契約しているブランド"を、まるっと整理していきます。ただ、これがなかなか厄介なテーマなんです。というのも、プロのパドル契約は驚くほど頻繁に変わるから。「去年はあのブランドだったのに、今年は別ブランド」なんて日常茶飯事なんですね。
なので、この記事では 2026年7月時点 の情報を、各ブランドの公式ロースター・PPA/MLPの選手ページ・選手本人のSNS、そして海外の信頼できるパドルトラッカーで一次確認したものだけをまとめました。人数がかなり多くなるので、詳しい選手リストは2本に分けています。
この記事は、その入口(ハブ)です。まずは全体像から見ていきましょう。
大前提:プロの「使用パドル」は水物です
最初に、いちばん大事なことを。プロのパドル契約は"今この瞬間のスナップショット"でしかありません。
象徴的なのが、女子世界No.1の アナ・リー・ウォーターズ(Anna Leigh Waters) です。彼女は7年間パドルテック(Paddletek)と契約していましたが、その契約は2026年1月6日に満了。直後に、パドルはFranklin(フランクリン)と長期契約、さらにアパレルとシューズはNike(ナイキ)と契約しました。つまり今の彼女は「Franklinのパドル+Nikeのウェア」という組み合わせ。ネットに残る「ALW=Paddletek」という情報は、もう古いわけです。
💡 よしコーチのポイント
こういう乗り換えは本当に多いです。だから「プロ 使用パドル」で検索して出てくる古い記事を鵜呑みにすると、平気で1〜2年前の情報だったりします。この記事では、そういう乗り換えを一つひとつ潰して、2026年7月時点の"今"だけを載せました。逆に言うと、来年にはまた変わります。そこは"生き物"だと思ってください。
世界のトップは、どのブランドに集まっているのか
まず海外から。ざっくり言うと、トップ層は少数のブランドに集中しています。中でも頭ひとつ抜けているのが JOOLA(ヨーラ)。2026年のPPAツアーでは、獲得メダルのおよそ3分の1をJOOLA使用選手が占めたというデータもあるほどで、まさに"今の主役"です。
代表的な選手とブランドを、ざっと一覧にするとこんな感じです(詳しくは海外プロ編で全員解説します)。
| ブランド | 代表的なトップ選手(一部) | ざっくりした立ち位置 |
|---|---|---|
| JOOLA | ベン・ジョンズ、コリン・ジョンズ、アナ・ブライト | 現在のツアー最有力。看板選手を多数抱える |
| Franklin | アナ・リー・ウォーターズ、パリス・トッド | 公式球の王者。ALW獲得で一気に台頭 |
| Selkirk | ジャック・ソック(元テニス世界8位)ほか | 北米の老舗。2026年はプロ層をやや縮小 |
| CRBN | アンドレイ・ダエスク、タナー・トマッシ | チーム層が厚い実力派 |
| Paddletek | ライリー・ニューマン、クリスチャン・アルション | 老舗。旧ProXR勢を吸収し再編中 |
| ProKennex | ダニエル・デ・ラ・ロサ | ラケットボール世界一の技巧派が看板 |
面白いのは、必ずしも"契約している選手"だけが使うわけではないこと。女子歴代トップクラスの キャサリン・パランテュー(Catherine Parenteau) は、2026年2月にSelkirkとの契約が満了した後、どのブランドとも契約しないまま、自分の意思でJOOLAのパドルを選んで使っています(本人の公式サイトにもパドルのスポンサーは載っていません)。トップ選手が"無契約でわざわざ選ぶ"というのは、そのパドルの実力を物語っていて、個人的にはすごく興味深いポイントです。
📝 大手スポーツブランドはまだ"様子見"
テニスでおなじみの Wilson・HEAD・Babolat も、実はピックルボールに参入しています。ただ2026年前半の時点では、大会の公式球・用品供給やイベント冠が中心で、トップツアー選手とのパドル契約はまだ薄いのが実態。今のトップ層は、JOOLA・Selkirk・Franklin・CRBN・Paddletek といった"ピックルボール生まれ"のブランドが握っています。ここは今後変わっていくかもしれませんね。
日本のプロは、まだ"これから"。でも動き始めている
一方の日本。正直にお伝えすると、日本はまだピックルボール黎明期で、「プロツアー選手」と呼べる人はごく少数です。しかも、多くの選手が「Sansanや17LIVEといった企業スポンサーはついているけれど、使用パドルのブランド・モデルは公表していない」という状態。海外ほど情報が整っていません。
それでも、この1〜2年で確実に動き始めています。たとえば——
- 船水雄太選手:日本人初のMLB…ではなくMLP(Major League Pickleball)選手。元ソフトテニスの世界王者で、パドルは DIADEM(ダイアデム) を使用(日本勢で唯一、モデル名まで公表しています)。
- 三好健太/吉冨愛子夫妻:ともにPPAと契約する元プロテニス選手で、パドルは JOOLA。
- 畠山成冴選手:左利きの元プロパデル選手で、Selkirkの国際チームに名を連ねています。
このあたりの国内選手は、日本プロ編でまとめて紹介します。日本の"プロシーン"がどう立ち上がりつつあるのか、その空気ごと感じてもらえると思います。
当店で扱うブランドを使うプロもいます
せっかくなので、僕らピックルボール・ラボが正規代理店として扱っているブランドの選手にも触れておきます。
- Engage(エンゲージ):当店は日本唯一の正規代理店です。2026年にJOOLAから移籍した エリック・オンシンス(Eric Oncins) が、Engageの Alpha Pro を使ってPPA/MLPで戦っています。元WTA選手の ジェシー・アーバイン(Jessie Irvine) も長期契約選手です。
- Six Zero(シックス・ゼロ):当店は正規代理店です。2026年に、"空飛ぶフランス人"こと ジェイ・デヴィリエ(Jay Devilliers) や、世界最高4位の実績を持つ ゲイブ・ジョセフ(Gabe Joseph) らがチームに加わりました。
正直に言うと、いわゆる"超大物"のトップ選手はJOOLAやFranklinに多く、Engage・Six Zeroが看板選手数で世界一というわけではありません。ただ、それぞれ確かな実力者が使っているブランドですし、何より僕らは「プロが使うから最強」ではなく、あなたのレベルとプレースタイルに本当に合う1本を選んでほしいと思っています。ブランドごとの中身は、こちらの記事が詳しいです。
まとめ:まずは"今の勢力図"を掴もう
長くなりましたが、ここまでが全体像です。要点だけ振り返ると——
- プロのパドル契約は頻繁に変わる。だから情報は必ず"いつ時点か"を確認する(この記事は2026年7月時点)。
- 世界のトップは JOOLA・Franklin・Selkirk・CRBN・Paddletek あたりに集中。大手テニスブランドはまだ様子見。
- 日本は黎明期だが、船水雄太(DIADEM)・三好/吉冨(JOOLA)・畠山成冴(Selkirk)らが引っ張り始めている。
「じゃあ具体的に誰が何を使ってるの?」——ここからが本番です。気になるほうからどうぞ。
そして「プロの真似より、まず自分に合う1本」という方は、パドルの選び方 完全ガイドから始めるのがおすすめです。何を選べばいいか迷ったら、いつでも気軽に聞いてくださいね。
References
ブログを読んでも「自分にはどれが合う?」と迷うことはよくあります。よしコーチが直接お答えします。