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テニスコート転用 vs ピックルボール専用コート|特徴・料金感・選び方を正規代理店が比較

よしコーチ
Pickleball Lab 代表
2026年6月8日
読了 約6分
4137字
テニスコート転用 vs ピックルボール専用コート|特徴・料金感・選び方を正規代理店が比較

「ピックルボールやってみたいけど、どこでプレーできるの?」——お客様からよく聞かれる質問のひとつです。実は日本では、ピックルボールができる場所は大きく2タイプに分かれています。

それがテニスコート転用ピックルボール専用コートです。どちらにもメリット・デメリットがあり、選び方を間違うと「思ったプレーができない」ことも。100本以上のパドルを試打してきた僕(よしコーチ)が、両者の違いをコーチ視点で徹底比較します。


日本のピックルボールコート事情

日本ピックルボール協会(JPA)は2015年に設立され、ここ数年でプレー人口が急増しています。さらに 2026年4月14日には JPA とピックルボール日本連盟(PJF)が統合し、新組織「Pickleball Japan(PJ)」が発足しました。それに伴い、プレーできる場所も徐々に増えてきましたが、まだまだテニスや卓球と比べると施設数は限定的です。

全国の施設タイプ別の傾向

タイプ 普及度 主な所在地
テニスコート転用 普及中・最多 全国の市区町村の公共テニスコート、民間テニスクラブ
ピックルボール専用コート 増加中・少数 都市部の民間スポーツ施設、一部公共施設
体育館のコート転用 一部あり 公民館・公共体育館(ラインを引いて使用)
ガレージ・自宅 個人レベル プライベートコート(一部マニア)

ピックルボールのコートサイズは6.10m × 13.41m——面積比較ではテニスコートの約3分の1にあたります。ただしテニスコートの長辺方向に横向きに区切ることで、テニスコート1面でピックルボール4面を取ることができる——これが転用の論理的基盤になっています。

💡 よしコーチのポイント

アメリカでは「ピックルボール専用コート」が爆発的に増えています。2026年に LA でピックルボールに出会って以来、本場の最新事情を追いかけてきましたが、日本ではまだ過渡期。「テニスコート転用」が当面の主流になります。だからこそ、両者の違いを理解しておくと、施設選びで失敗しません。


テニスコート転用とは

テニスコート上のテニスラインとピックルボールラインの重なり

最も多いのが、既存のテニスコートにピックルボール用のラインを追加して使う方式です。

設置パターン

  • 常設ライン:黄色や白のテープでテニスコートの上にピックルボール用ラインを引く
  • 可動式ネット:ピックルボール用の低いネット(中央86cm)を持参 or 設置
  • 2面〜4面同時利用:テニスコート1面でピックルボール2〜4面確保

メリット

  • 施設数が多い:全国の市区町村テニスコートが対象になりうる
  • 料金が安い:公共テニスコートなら1時間500〜1,500円程度
  • アクセスが良い:既存テニスインフラを活用
  • 複数面確保しやすい:仲間と複数試合を同時進行できる

デメリット

  • ラインが複雑:テニスのラインとピックルボールのラインが重なり、初心者には見づらい
  • ネット高さの問題:テニスネットは中央約91cm、ピックルボールは86cm——5cmの差で打感が変わる
  • コートサーフェスがハード過ぎる:テニス用は硬く、長時間プレーで膝・足首に負担
  • テニス用のコート空間:両側にエクストラスペースがあり、ピックルボール専用設計より走り回る距離が長い

ピックルボール専用コートとは

クリーンな専用ピックルボールコート(青サーフェス)

最初からピックルボール専用に設計されたコートです。日本ではまだ数が限られますが、増加傾向にあります。

設計の特徴

  • 6.10m × 13.41m サイズで最適化
  • 専用ネット(中央86cm、両端91cmの正確な高さ)
  • サーフェスは中硬度(足首・膝に優しい素材を使用するケースが多い)
  • ライン明瞭:ピックルボール用ラインのみで視認性が高い

メリット

  • 本格的なプレー感:プロ仕様の環境で技術が育つ
  • 足腰に優しい:適切なサーフェスで長時間プレーが楽
  • ラインが見やすい:ジャッジで迷わない
  • コミュニティが濃い:本気のピックルボーラーが集まる

デメリット

  • 施設数が少ない:都市部中心。地方では入手困難
  • 料金がやや高め:1時間1,500〜3,000円程度(民間施設)
  • 予約が取りづらい:人気施設は数週間先まで埋まることも
  • アクセスが限定:駅から遠いことも多い

💡 よしコーチのポイント

僕が東京で初めて「ピックルボール専用コート」でプレーしたとき、最初の30分でテニスコート転用との違いに驚きました。ネット高さ・サーフェス・ライン——すべてが「ピックルボールに最適化された環境」だと、上達が早いんです。初心者ほど、できれば月に1〜2回でも専用コートで練習することをおすすめします。


比較表:どっちを選ぶべきか

両者を主要項目で並べてみました。

項目 テニスコート転用 専用コート
施設数 多い(全国) 少ない(都市部中心)
料金(1時間) 500〜1,500円(公共) 1,500〜7,000円(民間)
予約難易度 比較的取りやすい やや困難(人気施設)
アクセス 多くは公共施設で良好 民間施設は駅から遠いことも
本格度 慣れていない人にはやや混乱 プロ仕様で技術が育つ
足腰への負担 ハードコートが多く負担大 中硬度サーフェスで楽
ライン視認性 テニスラインと重なる ピックルボール専用で明瞭
コミュニティ テニス愛好家との交流もあり ピックルボーラー専門

こんな人にこのタイプがおすすめ

テニスコート転用がおすすめな方

  • 手軽に始めたい初心者・体験者
  • 予算を抑えたい学生・若い世代
  • テニスからの転向組で、慣れた環境でプレーしたい方
  • 仲間内のカジュアルプレーが中心

専用コートがおすすめな方

  • 本格的に上達したい中級〜上級者
  • 大会出場を目指している競技志向プレイヤー
  • 足腰への負担を減らしたい中高年・シニア
  • ピックルボーラーコミュニティに参加したい方

ただし、これは「どちらか一方」ではありません。「平日はテニスコート転用、週末は専用コート」のような使い分けもおすすめです。


コートの探し方

「実際にプレーできる場所、どうやって探すか?」——具体的な方法を3つ紹介します。

方法1:Pickleball Japan(PJ・旧JPA)の加盟団体情報

統合後の Pickleball Japan(PJ)公式サイトで、加盟団体一覧・地域支部情報が確認できます。施設の具体的なリストは地域支部に問い合わせるのが確実です。

方法2:地域のSNSコミュニティ

Instagram・Facebookの「○○ピックルボールクラブ」「○○県ピックルボール」のようなアカウントをフォロー。最新のコート情報・体験会案内が頻繁に更新されています。

方法3:テニスコート予約サイトをチェック

公共テニスコート予約サイト(市区町村ごと)で、「ピックルボール対応」と記載があるコートをチェック。最近では、ピックルボール用ラインが引かれたコートが増えています。

方法4:パドル販売店に聞く

これは少し意外な方法ですが、パドル販売店は地域のプレーヤーコミュニティと繋がっていることが多いです。当店(Pickleball Lab)も、LINE で「○○エリアのコート情報ください」とメッセージいただければ、お答えしています。

💡 よしコーチのポイント

実は日本のピックルボール施設は年々増えています。1年前にはなかった施設が、今年は2倍に増えていることも。定期的に検索するのがコツです。最近では民間スポーツクラブも参入し始め、施設の選択肢は確実に広がっています。


コートに持っていくべき装備

最後に、コートに行くときの基本装備をまとめます。

必須装備

  • パドル:自分のレベル・スタイルに合ったもの
  • ピックルボール:屋外コートなら屋外用(Outdoor)、屋内なら屋内用(Indoor)。最低2〜3個
  • シューズ:コートシューズ(バドミントン用・テニス用が代用可、サイドステップ対応のもの)
  • 動きやすい服装:吸汗速乾素材

あると便利

  • タオル・ドリンク:体温調節
  • 替えのグリップテープ:汗で滑ってきたら交換
  • ポータブルネット:自前で設置する場合(テニスコートのみのときに有効)

ボールの種類については「ピックルボールボール完全ガイド|屋外用・屋内用の違いと公認球の選び方」も参考にしてください。


まとめ

  • 日本のピックルボールコートはテニスコート転用専用コートの2タイプが主流
  • テニスコート転用は施設数が多く料金安いが、ライン複雑・サーフェス硬め
  • 専用コートは本格的だが施設数が少なく料金高め・予約困難
  • 使い分けが理想——平日カジュアルはテニスコート、週末本格は専用コート
  • 探し方は JPA公式サイト・地域SNS・テニスコート予約サイト・パドル販売店問い合わせ

ピックルボールはプレーする場所で成長スピードが変わります。本記事を参考に、自分のレベル・目的に合った施設を選んでください。

「自分の住んでいる地域でピックルボールができる場所、知ってますか?」とよく聞かれます。LINE で気軽にメッセージいただければ、僕(よしコーチ)の知る範囲でお答えします。


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References

  1. Pickleball Japan(PJ・旧 日本ピックルボール協会)
  2. JPA・PJF統合プレスリリース
Author
よしコーチ / Pickleball Lab 代表
元スキー世界大会出場選手・現役テニスコーチ。2026年LAでピックルボールと出会い、国内外100本以上のパドルを試打。Engage Pickleball唯一の日本正規代理店(2026年5月時点)。
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